奈良の田舎で育った僕はとてもとてもおばあちゃん子で、いつもそばにくっついている幼少期でした。日常でよく目にして今でも鮮明に覚えているのが、布団や服を器用に直している姿。じいちゃんもそうでしたが、戦中戦後を必死に生き抜いてきた二人は「使えるモノは直して使う、使えなくなったら新しいモノに作り変えてまた使う」を続けていたように思います。そうした生活が原風景となり、思い入れのあるモノだけど使わなくなったモノのその先を考える「それから -sorekara- 」の原点になりました。